フレール
「千里の名水」はRO水
ウォーターサーバーの魅力の1つは、「美味しい」お水が手軽に飲めること。でも、ウォーターサーバーには2種類のお水があることをご存じですか?
1つは大自然の中で、長い時間をかけて育まれた「天然水」。もう1つは「RO水」です。フレールのお水「千里の名水」は、このRO水に分類されます。
RO水とは、RO膜という高精度の逆浸透膜で、お水に含まれる不純物を100%除去したお水のこと。
このろ過の過程では、ミネラル成分も取り除かれてしまうため、後から人工的にミネラルを添加するメーカーが多くあります。
しかしフレールは、このミネラルの添加を行っておらず、RO水の中でもピュアウォーターに分類されます。
ミネラルは美味しさのもとになる成分でもあるので、残念ながらフレールのお水は、他社のRO水、ましてや天然水ほどの美味しさは期待できません。
また、紛らわしいので注意したいのは、フレールは「大阪・千里丘陵の山と安威川水系の天然水を原水としている」という記載。
先述のようにRO膜処理は、どのお水を使ってもほとんど違いがありません。天然水でも水道水でも、ろ過してしまえば同じRO水です。勘違いしやすい点なので、注意してくださいね。
このように、RO水は原水の種類を選ばないので、価格が安くできる点が魅力ですが、実際には味に物足りなさを感じる方が多いようです。
フレールにいたっては、ミネラルの添加もないので、飲みづらいことが想像できます。
▼お水の料金
RO水 | フレール | 約47円/月 |
他社 | 約55円/月 | |
天然水 | 約85円/月 |
※500ml換算。
ウォーターサーバーで美味しいお水が飲みたい方は、やはり「天然水」の取り扱いがあるメーカーを選ぶ方が賢明です。
天然水だと、有名なフレシャスやコスモウォーターが人気がありますよ。
軽量6.2Lエコパックで交換がラク
フレールのウォーターサーバーは、6.2Lのエコパックを使用しています。これまでの、ウォーターサーバーは、12Lのガロンボトルタイプが多く、交換が大変でした。
その点、フレールは約半分の重さ。女性やご高齢の方でも簡単に交換ができます。
また、嬉しいのは、飲み終わったエコパックがそのまま捨てられること。旧式のガロンボトルタイプは、業者の回収まで保管しなければいけませんでしたが、フレールならわざわざ保管スペースを取る必要がありません。
このようなパック型のウォーターサーバーは、交換が楽で使い捨てもできるため、いま大変支持されています。
特に、パック型ウォーターサーバーの先駆者的存在であるフレシャスは、選べる機種も多く、人気があります。
卓上型のdewomini(デュオミニ)の場合、パックの重さはなんと4.7L。デザイン性も高く、女性から圧倒的に選ばれてているのも頷けます。
フレールもパック式という点では便利ですが、サーバーの種類や豊富さ、知名度でいっても「フレシャス」をぜひチェックしてみてください。
レンタル料も電気代も高め
気になるフレールのレンタル料は900円(税込990円)/月。ただし、月に2箱以上注文すると500円(税込550円)/月になるようです。
一方、業界大手のフレシャスのウォーターサーバーは、レンタル料が500円(税込550円)/月。月に2箱以上の注文で無料になることを考えると、倍以上の料金です。
さらに、最新のウォーターサーバーの電気代が平均約300~500円/月の中、フレールの電気代は約1,000円/月と高め。
旧式のウォーターサーバなので、エコ機能などの機能がなく、どうしても電気代が高くなってしまうようです。
▼電気代
フレール 約1,000円/月
コスモウォーター 約465円/月
フレシャス 約330円/月
このように、フレールのウォーターサーバーの場合、お水代のほかにレンタル料と電気代で年間24,000円のコストが発生してしまいます。
トータルコストで比較すると、フレールは同じパック型のフレシャスと比べても、300円/月安い程度。
1日あたり10円しか変わらないのであれば、RO水ではなく天然水で、よりデザイン性も機能性も高い、フレシャスのウォーターサーバーを使った方が断然お得です。
▼フレール | ▼フレシャス | |
【レンタル料】 | ¥900(税込¥990)/月 | ¥500(¥550)/月 |
【水代(18.7L)】 | ¥1,620(税込¥1,750) | ¥2,961(税込¥3,198) |
【電気代】 | ¥1,000/月 | ¥330/月 |
合計 | ¥3,520(税込¥3,740)/月 | 3,791円(税込¥4,078) |
※税抜 ※実際のフレシャスのお水の一回当たりの配送量は28.8ℓ。
配達日時の指定ができる
ウォーターサーバーが便利なポイントの1つは、玄関先まで重たいお水を配送してくれること。いちいち、スーパーから重たい荷物を持って帰る手間がありません。
ただし、アクアクララやクリクラといった「ボトル回収型」のウォーターサーバーの場合は、配送日時が限られることがほとんどです。
フレールは、ボトルの回収がなく、宅配業者との連携ができるため、配送日時の指定ができます。
土日や夜間の配送もでき、不在の場合は不在票が入るので、後日の受け取りもできますよ。
共働きや子育てなどで受け取り時間が限られる方には、嬉しいポイントですね。
他にも、当サイトでも人気があるフレシャスやコスモウォーターも、配送日時の指定ができておすすめです。
まとめ
フレールのウォーターサーバーは、RO水を使用しているため、お水代だけをみると約47円/500mlと安めです。
しかし、レンタル料や電気代が他社の倍近く発生するため、トータルコストで考えると、他社とほとんど変わりません。
・「千里の名水」はRO水。
・ミネラルが含まれていないピュアウォーター
・レンタル料¥900(税込¥990)/月、電気代¥1,000/月と高め
・配送日時の指定ができる。
また、フレールの特徴であるパック型の容器も、有名なフレシャスでも取り扱いがあり、費用もほとんど変わらず使えるので、わざわざフレールを申し込むメリットはないでしょう。
やはり、人気のあるフレシャスやコスモウォーターを選ぶのがよさそうです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!